お風呂の除菌・消毒方法!家庭内感染を防ぐ浴室の洗い方
もし家族や自分がコロナに感染してしまったら、お風呂はどのように消毒や除菌をしたらいいの?
アルコール消毒液が品薄なだけに、不安になってしまいますよね。
そこで今回は、「浴室の消毒・除菌方法」をまとめてみました。家庭内感染を防ぎたいときに、お役立てください。
- 何で除菌・消毒したらいいの?
- 除菌の仕方
- しっかり殺菌消毒する方法
- 菌をつけない・もらわない工夫
サクッと読みたい方は、目次から読みたい項目を選んでください。
お風呂は何で除菌・消毒したらいいの?
お風呂の除菌・消毒は、アルコール液がなくても大丈夫。
いつも使っている「家庭用の掃除洗剤」や「次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)」で可能です。
家庭用の洗剤でも除菌できるの?と思ってしまいますが、お風呂も手洗いと同じ。丁寧に洗えば、ある程度の菌は剥がれ落ちるそう。
(厚生労働省サイトに「家庭用洗剤でウィルス量を減らせる」と記載あり)
ただし以下の場合は、「次亜塩素酸ナトリウム」でしっかり殺菌することをお勧めします。
- 不安なのでしっかり殺菌したいとき。
- 汚染物がつきやすい「お風呂のイス」。
- 嘔吐など汚染物を洗ったあとの「お風呂の床」など。
お風呂の除菌・消毒2つのポイント
感染を防ぐためのポイントは2つ。
@換気をする
まず一つ目は換気。
ウィルスが空気中に浮遊していると吸引して感染する恐れあり。「エアロゾル感染」を防ぐために、しっかり換気をすることが大切。
A触れた所を除菌・消毒する
次に、二つ目は触れた物を洗うこと。
感染は主に「手」からと言われています。浴室内には共有部分が沢山あるので、菌を除けばリスクを減らせます。
あと、お尻が触れる「イス」も要注意です。
お風呂を家庭用洗剤で除菌する方法
それではさっそく除菌していきましょう。まずは家庭用洗剤を使った方法です。
除菌する箇所
- 取っ手
- 手すり
- シャワー
- 蛇口
- シャンプーリンス
- 浴槽のフチ
- 洗面器やイスetc.
主に手が触れる箇所に、洗剤をつけて擦っていきます。
手すりや取っ手
手すりや取っ手のグリップ部分。
パネル
スイッチパネルのボタンを押すところ。
シャワー
シャワーの持ち手。
蛇口
蛇口ーのレバー。
シャンプーリンス
シャンプーリンス、ボディソープなど押すところや、横の方。
浴槽のフチ
手をおきやすい「浴槽のフチ」も忘れずに。
お風呂のフタ
フタの手で触れそうな部分も。
洗面器やイス
洗面器やイスなど。
「どこを触ったかな?」
行動を思い出すと、除菌の箇所をイメージしやすいです。
水(湯)でウィルスを流す
洗剤をつけて菌を剥がしたら、水(湯)でウィルスを洗い流します。
これである程度の除菌は完了です。
お風呂を「次亜塩素酸ナトリウム」で殺菌消毒する方法
しかしながら、しっかり殺菌消毒をしないと心配だったりしますよね。
- お尻が触れるイス。
- 嘔吐など汚染物を洗った後の床etc.
そんなときは、「次亜塩素酸ナトリウム液(水で薄めた漂白剤)」で消毒しましょう。
消毒方法
方法は簡単。
- 次亜塩素酸ナトリウム液を、イスや床にかける
- 水で濯ぐ。
消毒液が飛び散らないよう、低い位置で静かに流してくださいね。
床を消毒したいときは、洗面器やバケツに液を作るとGOOD。さっと流せます。
お風呂のドアノブなどは、液を布に含ませてぬりつけ、水拭きをすればOKです。
液の作り方・詳しい注意点はこちらを参照ください。
↓
ハイター消毒液の作り方
※スプレー容器に移しての使用は、危険なのでNG。
※手袋、マスク、メガネ(あれば)を着用し作業すること。
排水溝の消毒にはキッチン泡ハイター
排水溝の消毒には、キッチン泡ハイターがおすすめです。
「キッチン泡ハイター」は約0.1%濃度の次亜塩素酸ナトリウム液。
広範囲の消毒にはお勧めしませんが、排水溝など部分的に消毒したい時に便利です。
ただし、刺激の強い洗剤なので、取り扱い説明書をよく読み安全にご使用くださいね。
高い場所への噴射はNG。酸性の洗剤と混ぜないこと。
除菌のあとは「スポンジ」のお手入れ
それから、使ったスポンジは「菌がついている」恐れがあります。
ときどきは殺菌消毒をすると安心。
【殺菌消毒の仕方】
- 80度のお湯に10分つける。
- 次亜塩素酸ナトリウム(消毒液)に10分つける。
ウィルスをつけない工夫も必要
ところで、感染者が自宅療養する場合、家族への負担や感染リスクが高まります。
家庭内感染を防ぐためには、ウィルスを除くだけでなく、「ウィルスを付けない工夫」も大切です。
【つけない工夫】
- 湯船につからず、シャワーですませる。
- イスに座らない。
- シャンプーリンスを指でプッシュしない(もしくは別のを使う)etc.
立ちシャワーをすれば、触れる物を減らせる。
指ではなく、手の甲を使えば、菌をつけないし、菌をもらいません。
また、家族と分けるのも一案。銭湯みたいに、「持ち運ぶ」と共有しないのでよさそう。
お風呂は共有物が多いので、予めルールを決めておくといいかなと思います。
まとめ
お風呂は、家庭用洗剤や次亜塩素酸ナトリウムで除菌と消毒ができる。
家庭用洗剤でも菌はのぞけるが、しっかり殺菌したい場合は、次亜塩素酸ナトリウムで消毒するといい。
次亜塩素酸ナトリウムは、ハイターなど塩素系漂白剤で作れる。消毒後は、水で濯げばOK。
最後に
お風呂の除菌について、ご紹介しました。
ウィルスを、「剥がして除くこと」が、感染予防につながります。
自分も「感染しているかも」という意識で、「つけない・もらわない工夫」をすることも大切ですね。
もしもの時に、お役立てください^^
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