お風呂の除菌・消毒方法!家庭内感染を防ぐ浴室の洗い方

2020/04/23(更新:2020/10/20)

もし家族や自分がコロナに感染してしまったら、お風呂はどのように消毒や除菌をしたらいいの?

アルコール消毒液が品薄なだけに、不安になってしまいますよね。

そこで今回は、「浴室の消毒・除菌方法」をまとめてみました。家庭内感染を防ぎたいときに、お役立てください。

【内容】
  • 何で除菌・消毒したらいいの?
  • 除菌の仕方
  • しっかり殺菌消毒する方法
  • 菌をつけない・もらわない工夫


サクッと読みたい方は、目次から読みたい項目を選んでください。


お風呂は何で除菌・消毒したらいいの?

 

お風呂の除菌・消毒は、アルコール液がなくても大丈夫。

 

いつも使っている「家庭用の掃除洗剤」や「次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)」で可能です。

 

家庭用の洗剤でも除菌できるの?と思ってしまいますが、お風呂も手洗いと同じ。丁寧に洗えば、ある程度の菌は剥がれ落ちるそう。

 

厚生労働省サイトに「家庭用洗剤でウィルス量を減らせる」と記載あり)

 

 

ただし以下の場合は、「次亜塩素酸ナトリウム」でしっかり殺菌することをお勧めします。

 

  • 不安なのでしっかり殺菌したいとき。
  • 汚染物がつきやすい「お風呂のイス」。
  • 嘔吐など汚染物を洗ったあとの「お風呂の床」など。

 

 

お風呂の除菌・消毒2つのポイント

感染を防ぐためのポイントは2つ。

 

@換気をする

 

まず一つ目は換気。

 

ウィルスが空気中に浮遊していると吸引して感染する恐れあり。「エアロゾル感染」を防ぐために、しっかり換気をすることが大切。

 

A触れた所を除菌・消毒する

 

 

次に、二つ目は触れた物を洗うこと。

 

感染は主に「」からと言われています。浴室内には共有部分が沢山あるので、菌を除けばリスクを減らせます。

 

あと、お尻が触れる「イス」も要注意です。

 

 

お風呂を家庭用洗剤で除菌する方法

それではさっそく除菌していきましょう。まずは家庭用洗剤を使った方法です。

 

除菌する箇所

  • 取っ手
  • 手すり
  • シャワー
  • 蛇口
  • シャンプーリンス
  • 浴槽のフチ
  • 洗面器やイスetc.

 

主に手が触れる箇所に、洗剤をつけて擦っていきます。

 

 

手すりや取っ手

 

手すりや取っ手のグリップ部分。

 

パネル

 

スイッチパネルのボタンを押すところ。

 

シャワー

 

シャワーの持ち手。

 

蛇口

 

蛇口ーのレバー。

 

シャンプーリンス

 

シャンプーリンス、ボディソープなど押すところや、横の方。

 

 

浴槽のフチ

 

手をおきやすい「浴槽のフチ」も忘れずに。

 

お風呂のフタ

 

フタの手で触れそうな部分も。

 

 

洗面器やイス

 

洗面器やイスなど。

 

「どこを触ったかな?」

 

行動を思い出すと、除菌の箇所をイメージしやすいです。

 

 

水(湯)でウィルスを流す

 

洗剤をつけて菌を剥がしたら、水(湯)でウィルスを洗い流します。

 

これである程度の除菌は完了です。

 

 

お風呂を「次亜塩素酸ナトリウム」で殺菌消毒する方法

しかしながら、しっかり殺菌消毒をしないと心配だったりしますよね。

 

  • お尻が触れるイス。
  • 嘔吐など汚染物を洗った後の床etc.

 

そんなときは、「次亜塩素酸ナトリウム液(水で薄めた漂白剤)」で消毒しましょう。

 

消毒方法

 

方法は簡単。

  • 次亜塩素酸ナトリウム液を、イスや床にかける
  • 水で濯ぐ。

 

消毒液が飛び散らないよう、低い位置で静かに流してくださいね。

 

床を消毒したいときは、洗面器やバケツに液を作るとGOOD。さっと流せます。

 

 

 

お風呂のドアノブなどは、液を布に含ませてぬりつけ、水拭きをすればOKです。

 

 

液の作り方・詳しい注意点はこちらを参照ください。

ハイター消毒液の作り方

 

※スプレー容器に移しての使用は、危険なのでNG。
※手袋、マスク、メガネ(あれば)を着用し作業すること。

 

 

排水溝の消毒にはキッチン泡ハイター

 

排水溝の消毒には、キッチン泡ハイターがおすすめです。

 


キッチン泡ハイター

 

キッチン泡ハイター」は約0.1%濃度の次亜塩素酸ナトリウム液。

 

広範囲の消毒にはお勧めしませんが、排水溝など部分的に消毒したい時に便利です。

 

ただし、刺激の強い洗剤なので、取り扱い説明書をよく読み安全にご使用くださいね。

 

高い場所への噴射はNG。酸性の洗剤と混ぜないこと。

 

 

除菌のあとは「スポンジ」のお手入れ

 

それから、使ったスポンジは「菌がついている」恐れがあります。

 

ときどきは殺菌消毒をすると安心。

 

【殺菌消毒の仕方】

  • 80度のお湯に10分つける。
  • 次亜塩素酸ナトリウム(消毒液)に10分つける。

 

 

ウィルスをつけない工夫も必要

ところで、感染者が自宅療養する場合、家族への負担や感染リスクが高まります。

 

家庭内感染を防ぐためには、ウィルスを除くだけでなく、「ウィルスを付けない工夫」も大切です。

 

【つけない工夫】

  • 湯船につからず、シャワーですませる。
  • イスに座らない。
  • シャンプーリンスを指でプッシュしない(もしくは別のを使う)etc.

 

 

立ちシャワーをすれば、触れる物を減らせる。

 

 

 

指ではなく、手の甲を使えば、菌をつけないし、菌をもらいません。

 

 

 

また、家族と分けるのも一案。銭湯みたいに、「持ち運ぶ」と共有しないのでよさそう。

 

お風呂は共有物が多いので、予めルールを決めておくといいかなと思います。

まとめ

お風呂は、家庭用洗剤や次亜塩素酸ナトリウムで除菌と消毒ができる。

 

家庭用洗剤でも菌はのぞけるが、しっかり殺菌したい場合は、次亜塩素酸ナトリウムで消毒するといい。

 

次亜塩素酸ナトリウムは、ハイターなど塩素系漂白剤で作れる。消毒後は、水で濯げばOK。

 

 

最後に

 

お風呂の除菌について、ご紹介しました。

 

ウィルスを、「剥がして除くこと」が、感染予防につながります。

 

自分も「感染しているかも」という意識で、「つけない・もらわない工夫」をすることも大切ですね。

 

 

もしもの時に、お役立てください^^

 

 

 

 

【関連記事】
●マスクの消毒!ハイター除菌!
●トイレの消毒!ハイターで除菌!
●ハイター消毒液の作り方!
●手の消毒液の作り方!無水エタノール

 

 

読んでくださりありがとうございます。この記事がお役に立ちましたら、ポチっとお願いします。
このエントリーをはてなブックマークに追加

当サイトは、転載(加筆含む)・複製を禁止しています。