100均のスプレーは「アルコール消毒液」の容器に使える?入れ物がないときの代用品!
2020/2/5(更新:2020/10/7)
- 100均のプラスチックの「スプレーボトル」はアルコール消毒液を入れても大丈夫?
- 100均に「消毒液対応」の容器はある?
- 「専用の入れ物」がない時はどうしたらいい?
そんな疑問を解決します!
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新型コロナウィルスの影響で、プッシュ式やスプレータイプの消毒液が品薄になりました。
ボトルで買った「消毒用エタノール」や「無水エタノール」で手作りした消毒液。
「100均のスプレーボトルに詰め替えて使えるかなぁ?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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そこでこの記事では、「100均のスプレーに、アルコール消毒液を入れてもOKかどうか」についてまとめました。
「代わりの容器」についても書いています。ぜひ参考になさってください。
【内容】
- 100均のスプレー容器は使える?
- 100均に「アルコール消毒液」対応の容器はある?
- 専用容器の代わりになるものは?
- 100均以外のアルコール対応ボトル!
サクッと読みたい方は、目次から読みたい項目を選んでください。
(注意)塩素系漂白剤で作った液は、アルコール消毒液ではありません。吸い込むと危険なので、スプレー容器に入れないようにしましょう。
「100均のスプレー容器」にアルコール消毒液を入れてもいいのか?
家で使っている100均のスプレー(プラスチック製)。
材質表示がなく、使えるか分からない物もありますよね。
ということで、「100均スプレーはアルコール消毒液を入れてもいいのか?」100円ショップに行って調べてみました。
100均のほとんどはPETのスプレーだった
商品のタグを調べたところ、写真のような材質「PET(ポリエチレンテレフタラート)」が多く、商品タグには「アルコールNG」と書かれてあるものばかりでした。
つまり、100均のPETは、「アルコールに弱い」性質が多く「消毒液を入れてもいい物」がほぼない、ということが分かりました。
(※PETでも、アルコールに対応している商品もあります)
アルコールに耐久できる材質(プラスチック)は何?
ちなみに、アルコールに耐久できる材質は、主にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)などがあります。
ただこれらも、注意事項には「水以外は使えない。アルコール不可」と書いてあったり、表面に「アルコール可」とあっても、裏面には「高濃度はダメ」と書いてある商品もありました。
アルコールに強いと言われているPEやPPであっても、高濃度のアルコールはNGという場合もあるので、要注意。
消毒液を入れてもいいか見分ける時は、「注意事項」をよくチェックした方がよさそうです。
アルコール対応外の入れ物にいれると「なぜいけないのか?」
ところで、なぜ対応外の入れ物(容器)に入れるといけないのか?
NGな理由は、「破損などトラブルの恐れ」があるから。
【容器の異変】
- ひび割れる
- 変色する
- 溶ける
アルコールに弱い材質だと、「ひび割れてしまったり、色が変わったり、溶けだしたり」などの問題が生じるようです。
どれくらいの期間で劣化するのかは分かりません。
短期間なら大丈夫かもしれません。
でも、もしプラスチックが溶けた液で、手の消毒をしたとしたら、、、と想像すると、なんだか不安ですよね。
結論:アルコール対応か分からないときは控えた方がいいかも
「破損や変形」は目に見えるからすぐやめれる。でも、もし「溶けた」場合は目に見えないから気づかず使ってしまいそう。
どんなリスクがあるか分からない。
高濃度のアルコール対応か確認できないときは、「手の消毒に使うのは、なるべく控えた方がいいのかな」と個人的には思いました。
100均には「アルコール消毒液」に使えるスプレー容器もある!
中には、「アルコール消毒液」に対応しているスプレー容器もあります!
こちらはダイソーの商品です。
注意書きに「構造上100%ではない」と記載があるけれど、飛行機など気圧の低い場所以外なら大丈夫。問題なく使えると思います。
今は需要が高まっているので、入荷してもすぐ売り切れてしまうみたい。
欲しい方は、こまめにチェックしてみるといいですよ。
化粧水やシャンプーなど「詰め替え容器」のコーナーにありました。
アルコール消毒液「何に入れたらいい?代わりの入れ物はある?」
もしアルコール対応のプラ容器が手に入らない場合、「何に入れたらいいのか」困ってしまいますよね。
「代わりにできる入れ物はありますか?」
消毒液を製造販売している会社に、直接聞いてみました。
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製造販売元に聞いてみたQ&A」
メーカーの方によると、専用のプラ容器がないときは「ガラス容器」に入れるとよいそうです。
蓋はステンレスがいいとのこと。
アルミの蓋の場合は、「長時間浸水させなければ、大丈夫でしょう」とのことでした。
ガラスの瓶なら、100均に沢山あるので助かりますね。
100均・ガラス容器に入れての使い方
ガラス容器は、できれば口が狭い方が使いやすいかなと思います。
消毒するときは「ガーゼやコットン」に含ませて。
消毒綿にしてしまえば、手に付けやすくいい感じです。
100均の「ガラスアトマイザー(香水スプレー)」・消毒容器に使える
私は携帯用として、100均のガラスアトマイザー(香水スプレー)を活用しています。
小さいもので5ml、大きいもので30mlくらいの容量。
(写真左・大きいのは、セリアの商品)
量が少ないと気休めにはなりますが、買い出しなど、ちょっとの外出には重宝します。
スプレー容器に落下対策をしておこう
ガラスアトマイザーは薄くて割れやすいです。なので、落下対策に「マスティングテープ」で巻くといいですよ。
私は昔、2回ほど落として割りました。職場でしたので、ささっと片付けできたけど、もし別の出先だったらと思うとヒヤッとします。
保護しておけば、「ガラスの飛び散り」を防止できるので、気持ち的に安心。
もしもの時のために、ひと手間加えておきましょう。
※商品によっては、破損・液漏れなどの理由から「入れてはいけない」と書いてあるものもあります。ご承知の上、ご使用ください。
100均以外!消毒液におすすめな容器3選
品薄だった容器も、現在(2020/7月)においては解消されつつありますね。
「いいな」と思うネット商品を、いくつかピックアップしてみました。
アルコール対応スプレーボトル30ml・PP素材
こちらは5本セットで1180円。1個だと480円。
スプレータイプの他に、ポンプタイプも選べます。
サイズ的には、この30mlくらいがちょうどいい感じかなと思います。
アルコール対応スプレーボトル50ml・PP素材
★クリックポストで送料無料★スプレーボトル 50ml×5本セット アルコール対応PP
こちらも5本セット(+1本おまけつき)。
599円!?100均より安くてびっくり。
プッシュできるのかなぁとか、すぐ壊れないかなぁ?とか気になるけれど、この安さなら文句ないかも。
ただし、当たりはずれは覚悟しておこう。
携帯ポンプタイプ50ml・PE素材
★メール便送料無料★【ポンプボトル 50ml アルコール対応 PE
こちらは3本セットで680円。
50mlの携帯ポンプタイプ。「アルコールに耐久性のあるPE素材」と記載あり。
持ち運ぶには、ちょっと大きいかなぁ(長いかも)?ただ、ポンプタイプはスプレーに比べて液が減りやすい。これくらいのサイズ感でいいかもしれません。
以上、容器についてでした。
まとめ
●100均スプレー容器は、ほとんどがアルコール消毒液に非対応。
●アルコール可とあっても、よくみると「高濃度は入れないで」と書いてあるので、注意が必要です。
●アルコール不可の容器に入れると、破損したり、変色したり、溶けたりする恐れがあります。
●もし、専用の容器を買えない時は、ガラス容器で代用することができます。
●ガラス容器は、フタつきのボトルやアトマイザーが便利。100均に売ってます。
●フタつきのボトルを使う場合は、コットンに含ませ「消毒綿」として使うといい感じです。
●ガラスアトマイザーは割れやすいので、マスティングテープなどでくるくる巻いて保護しておくと安心です。
最後に
100均のスプレー容器についてご紹介しました。
専用のプラ容器がなくて大丈夫。ガラス容器に保存できると知れば、気持ち的にほっとしますね。
もし買えないときには、ガラス容器で代用してみてください。
いい容器がみつかりますように。
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