ハイターの捨て方!まるごと1本排水口に流してもいい?

2020/7/13(更新:2021/11/10)

 

  • ハイターを処分したい。
  • 排水口に流してもいいのかな?
  • 配管とか環境とか影響はないのかな?

 

 

そんな悩みを解決します。

 

 

***

 

 

ハイターは、刺激の強い塩素系の洗剤。排水口に流したら、配管はダメにならないかな?とか浄化槽や環境によくないかな?とか思うと捨て方に迷ってしまいますよね。

 

しかも少量ならともかく、まるごと1本となると、余計に不安になってしまいます。

 

そこでこの記事では、「ハイターの捨て方」についてまとめました。

 

【内容】

  • ハイターの捨て方
  • 排水口に流す方法
  • ゴミとして捨てる方法
  • 注意点

 

メーカーに直接聞いた内容です。捨て方を知りたい方は、ぜひ参考になさってください。

 

 

ハイターの捨て方は?排水口に流してもいい?

 

ハイターはなかなか減らず、戸棚の中で古くなってしまいがちですよね。

 

購入から3年経っていたり、保管状態が良くないハイターは、漂白や殺菌効果が薄れています。

 

使っても意味ないし、人にも譲れない。もう捨てるしかありません。

 

使い道のないハイター、やむを得ず捨てる場合はどうしたらいいのでしょうか?

 

花王に聞いてみました。

 

 

どうやって捨てたらいいですか?

 

その結果、「水を出しながら、排水口に流してください」との返答でした。

 

ちなみに、布に染み込ませて「ゴミとして捨てる」のはいいですか?と聞いてみたところ、それもOK。

 

どちらの方法でもいいけれど「排水口に流した方がより安全」というニュアンスでした。

 

 

排水口を勧めるのはリスクを減らせるから

つまり、ゴミとして処分する場合、こぼして手に付けてしまったり、袋に穴が開いていれば、ハイター臭が漏れて吸い込んでしまう恐れがありますよね。

 

でも排水溝なら、さっと流せるので簡単にできる。その分、リスクを減らせる!という訳です。

 

なるほど。

 

環境への影響はさておき、身体的な面で考えると、確かにそうかもしれませんね。

 

 

ハイターの捨て方!排水口に流す方法

ということで、花王に教えてもらった「排水口に流す方法」は下記の通りです。

 

方法

 

水を出しながら、低い位置で静かに流せばOK。

 

配管の腐食などを防ぐためにも、原液のまま流すのはNG。多量の水で薄めて流すことが大切です。

 

 

 

もし水を節約したい場合は、お風呂の排水時に一緒に流すといいそうです。

 

流す際には、換気をするのを忘れずに。

 

 

まるごと1本流してもいいの?


(このボトルは、600ml)

 

捨てていい量も気になりますよね。一度に流していい量を聞いてみたところ、1本くらいならOKとのことでした。

 

1本といっても、大ボトル(1500ml)の場合は、量が多い。数日に分けて流すようアドバイスされました。

 

 

ハイターを排水口に流して「悪影響」はないの?

ところで、「塩素系の洗剤を1本流したら、配管や浄化槽が悪くならないかな」と、ちょっと不安ですよね。

 

確かに、ハイターなど塩素系漂白剤は配管のサビや腐食の原因になったり、浄化槽の機能低下に繋がるリスクはあります。なるべくなら一度に流さない方がいいでしょう。

 

 


(洗濯槽の洗剤)

ただ、洗濯槽やパイプの大掃除に「塩素系洗剤」を多量に使ったことはありませんか?

 

(ある!)

 

そういう点を考えると、ハイターを流したからといって、すぐ悪影響がでる訳でもなさそう。

 

生活排水のレベルなら、過剰に恐れなくてもいいのかなと思います。

 

 

流すのが不安なときは

それでもやはり排水口に流すのは気が引ける。。。という場合は、袋に入れて「ゴミとして捨てる」といいですね。

 

下方で説明します。

 

 

ハイターを袋に入れてゴミとして捨てる方法

 

袋に入れゴミとして捨てる方法は、こちらです。

 

袋にハイターを注ぐ

 

古布などを入れた袋に、ハイターを注ぐ。

 

液漏れしないよう、布は多めに入れ、しっかり吸水。袋は二重にします。

 

 

口をしっかり結んでルールにそって捨てる

 

あとは住んでいる自治体のルールにそって、ゴミとして出せばOKです。だいたいの地域では、可燃ゴミとして出せます。

 

    【ポイント】

  • 布類を入れ、しっかり吸水させる。
  • 他の物と混ぜないようにする。
  • 臭いや液が漏れださないように、袋を二重にし口をしっかり結ぶ。

 

 

ハイター・取り扱いの注意事項

ハイターは、強アルカリ性。取り扱いには、注意が必要です。

 

【主な注意点】

  • 換気をすること。
  • 酸性のものと混ぜないこと。
  • 手に触れないこと。

 

酸性と混ぜない

 

酸性のモノと混ざると、塩素ガスが発生するので危険です。

 

クエン酸などの洗剤や、食酢も酸性。またレモンなどの果汁はクエン酸を含んでいます。キッチンで処分する際は、ハイターと混ぜないようにお気を付けください。

 

排水した後も気を付ける

流してしまえば終わりのようですが、配管の中で成分が混ざり合うこともあり得るかもしれません。

 

用心のためにも、酸性の物と一緒に流さないこと。時間を空けたりなど対策をしましょう。

 

 

まとめ

●ハイターは排水口に捨てることができます。

 

●やむを得ず捨てる場合は、「水を出しながら」排水口に液を流せばOK。

 

●もし「ゴミとして捨てるとき」は、袋に古布を入れ吸水させる。口をしっかり結び、液や臭いが漏れないように気を付けてください。

 

 

最後に

 

ハイターの捨て方についてご紹介しました。

 

今現在コロナが流行っており、ハイターを消毒液として使う方も増えてきました。

 

ハイターの使用期限は、購入から3年。古くなったり保管状態が良くなければ品質も低下するそうです。

 

感染を防ぐためにも、いつ買ったか不明のハイターであれば処分して、新しくした方が安心かなと思います。

 

ハイターをやむなく捨てる際には、ぜひ参考になさってくださいね。

 

この記事がお役に立つと嬉しいです。

 

 

 

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