【ハイターの希釈表】0.02・0.05・0.1%濃度の液量は?古いハイターでも作れる?
2020/04/16(更新:2020/10/6)
- ハイターで消毒液を作りたいのだけど、薄め方が分からない。
- どのくらい液を入れるの?
- 古いハイターでも作れるの?
そんな疑問を解決します!
***
ハイターは塩素系漂白剤。液の量を間違えたらどうしようって思うと、不安になってしまいますよね。
そこでこの記事では、ハイターで消毒液を作るときの「希釈」についてまとめました。
液量を知りたい時に、参考になさってください。
ハイター・希釈の早見表
花王の希釈表を元に、約500ml作るときの早見表を作成しました。
作りたい濃度と購入状況の「交わるところ」が、必要な液量です。
【500mlの水に対するハイターの量】
※次亜塩素酸ナトリウム濃度 |
0.02% |
0.05% |
0.1% |
---|---|---|---|
購入から3か月以内 | 2ml | 5ml | 10ml |
購入から1年以内 | 3ml | 7.5ml | 15ml |
購入から3年以内 | 5ml | 12.5ml | 25ml |
(R2/4/16:掃除MEGAMI花王希釈表)
例えば、買ってすぐのハイターで濃度0.05%を作る場合、「水500mlに対して、ハイターの液量は5mlでOK!」ということ。
ハイターの濃度って何%にするの?
そもそも「どの濃度で作ればいいのかが分からない」って方もいらっしゃるかと思います。
消毒液として使う場合は、この3パターン「0.02%、0.05%、0.1%」を知っておけば大丈夫です。
汚染のレベルに合わせて、濃度を変えます。
ドアノブを消毒したいなら0.02〜0.05%
ドアオブやイス、テーブルなど手に触れる物を消毒したい場合は、薄めの濃度「0.02〜0.05%」でOK。
体液で汚れた物を消毒したいなら0.1%
嘔吐など体液で汚れた物やトイレなど、確実に菌がついていて「しっかり消毒をしたい時」は、濃い目の濃度「0.1%」に調整します。
※厚生労働省は「コロナ対策」として0.05%と0.1%を推奨しています。
ハイターの購入日が分からない・保管状態が悪いときは
購入日が分からない
「たまに使う程度だった」「いつ買ったか分からない」「直射日光に当たる場所や高温で保管」
そんな時は、「購入から3年以内」の濃い目の液量で作ればOK!
ただし、3年以上経過して古くなったものは使わない方がいい。濃度が低下して消毒効果が期待できないそうです。
購入時期が不明な場合や、直射日光にあたる場所や高温で保管して濃度の低下が不安な場合は、購入から3年以内の濃度で調整してください。なお、ご購入から3年以上経過した古い製品では、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が著しく低下している場合がありますので、ご使用はおすすめできません。<花王サイトより引用>
せっかく消毒するのに「殺菌できなかったら意味がない」ですよね。
3年以上たっていそうな時、保管状態が悪い時は、古いハイターを処分し、新しく買いなおすことをお勧めします。
古いハイターの捨て方はこちら。
↓
ハイターの薄め方・取り扱いについて
ハイターを計るときは、ペットボトルのキャップを利用すると簡単です。
詳しくは、こちらの記事を参考になさってください。
また、ハイターは取り扱いを間違えると危険。注意点について合わせてお目通しくださいね。
***
以上、ハイターの希釈についてでした。
まとめ
●キッチンハイターは「希釈する」と消毒液として使えます。
- ドアノブなら濃度0.02〜0.05%。
- 体液で汚れたものやトイレなら濃度0.1%。
もし、購入日が分からない時は「購入から3年以内」で希釈すればOK。ただし3年以上経過しているときは、使わない方がいいです。
最後に
ハイターはたまに使う程度でしたが、コロナのこともあり、急に身近なものとなりました。アルコール消毒液に比べて、「かなり安く買いやすい」のがいいですよね。
また、ハイター消毒液は、新型コロナウィルスだけでなく、ノロウィルスやインフルエンザ、食中毒にも有効。1本持っていると役立つこと間違いなしです。
これからの暮らしに、ぜひお役立てください。
【ハイター消毒液の関連記事】
●ハイター消毒液の使い方
●ハイター消毒液の作り方!
●ハイターの捨て方!
【その他関連記事】
●マスクの洗い方!
●手の消毒液の作り方!
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