食器の消毒!ウィルス感染を防ぐ洗い方!食中毒対策にも!
2020/04/30(更新:2020/05/13)
- もしも家族が感染した場合、食器はどんな風に消毒すればいいの?
そんな疑問を解決します!
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「家族が感染した場合、食器を別洗いしなくていい、通常の洗浄でいい」
厚生労働省はこのように記しています。
とはいえ、新型コロナは未知のウィルス。
「それで本当に大丈夫?」と心配になってしまいますよね。
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そこで今回は、「食器の消毒方法」についてまとめました!
- ただ洗うだけでは心配
- 嘔吐などで汚してしまったetc.
新型コロナの感染予防策として、ぜひ参考になさってください。
食器の消毒・2つの方法
新型コロナウィルスに効果的とされる「消毒方法」は、この2つです。
【2つの方法】
- キッチンハイターなど塩素系漂白剤につけて消毒
- 80℃〜のお湯につけて消毒
どちらも、「ノロウィルスの感染予防策」として使われている方法。
新型コロナウィルスを「不活性化」させるとして、その効果を期待されています。
食器を「キッチンハイター」に漬けて消毒する方法
それではさっそく、「キッチンハイターで漬けおく方法」からご紹介します。
キッチンハイターなど塩素系漂白剤は、水で薄めると「次亜塩素酸ナトリウム」という消毒剤として活用できます。
※次亜塩素酸ナトリウムを使った消毒は、「新型コロナウィルスを不活性化できる」として、厚生労働省も推奨している方法です。
@消毒の前に「食器を洗う」
方法は簡単です!
●まず、消毒の前に洗剤を使って「食器を洗浄」します。
ざっと「下洗い」でもOK。
【ポイント】
汚れを除いておくことで、消毒効果が高まります!
(※食器の洗浄を「消毒の前にするか、後にするか」については、状況に合わせて色々やり方があるようです)
A消毒剤を作る
●次に、桶に水をため「キッチンハイター」を入れて混ぜます。
【消毒剤・分量の目安】
- 水5リットル
- ハイターをキャップ2杯(50ミリリットル)
B食器を「消毒剤」に10分浸す
●作った「消毒剤」に、食器を10分浸します。
食器用スポンジも同様に消毒するとGOOD。
C水でしっかり濯ぎ洗いする
●水でしっかり濯ぎ洗いします。
消毒前に「下洗い」のみの場合は、洗剤をつけて洗いましょう。
(塩素系漂白剤のニオイが気になるときも、洗剤をつけて洗えば消えます)
D食器を乾かす
●あとは、清潔なフキンで拭く、もしくは自然乾燥させればOK!
キッチンハイターを取り扱うときの注意点
キッチンハイターは刺激の強い洗剤です。注意事項をよく読んで安全に使いましょう。
【取り扱い時の注意点】
- 「手袋」をする
- 「換気」をする
- 「酸性の洗剤」と混ぜない
- 「衣類」につかないようにするetc.
注意点は他にもあります。商品に書いてある「取り扱い方法」をご確認ください。
食器を「お湯で消毒する方法」
次は、「湯を使った消毒方法」についてご紹介します。
ウィルスは熱に弱く、80度以上のお湯につけると、不活性化させることが可能です。
お湯を使った殺菌方法は、TVの特番で「効果的」として紹介されていました。
@80℃〜のお湯に食器をつける
●鍋に80℃〜のお湯を用意し、「洗浄した食器」を入れます。
湯が「ちゃぽん」と跳ね返りやすいです。静かに入れましょう。
【やけど防止策】
手をガードし、トングを使うとGOOD!
A食器を浸し消毒をする
●食器を浸し、加熱消毒をします。
湯が80℃の場合、10分が目安。
ネット情報によると、湯の温度によって、漬けおく時間は変わるそう。85℃以上なら「1分〜5分」と紹介しているサイトもあります。温度が上がれば浸す時間も短めでよさそうです。
※100℃など熱湯に長く漬けると、もしかすると「割れるかも」しれません。お気を付けください。
B水で濯ぐ・食器を乾かす
●水で濯いだら、自然乾燥。もしくは清潔なクロスで拭きます。
食器はお湯であたたかくなっているため、すぐ乾きます。
湯で食器を消毒するときの注意点
【注意】
- 素手や薄手の手袋で作業しない。
- 食器は静かに入れる。
- 湯をこぼさないよう気を付ける。
大量のお湯を扱うため、流すときや、食器を出し入れするときは、火傷しないようにお気を付けください。
***
湯での消毒が心配なときは、先に紹介した「ハイターでの消毒をおすすめします。
食器の洗浄・消毒の後は「シンクの掃除」をしておこう
食器を洗うと、シンクに「ウィルスが飛び散っている恐れ」があります。
洗浄・消毒の後は、念のために「シンク掃除」をしておきましょう。
シンク磨きには「使い捨てできるラップ」がおススメ
シンク磨きには、「丸めたラップ」が重宝します。食器用洗剤をつけて、くるくる磨けばOK。
使い捨てできるので気軽にお掃除できますよ。
他には、小さくカットしたスポンジ、手作りのミニたわしなどもGOOD。
キッチン泡ハイターで「排水口を除菌」
排水口も、定期的にお掃除しましょう。
排水口は、除菌効果のある「キッチン泡ハイター」がおススメです。
キッチン泡ハイターには、新型コロナに有効とされる「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれています。
食器は破損しにくく「扱いやすいもの」を選ぶ
消毒の際、お気に入りの食器が破損してしまったら、ちょっとショックですよね。
万が一に備えて、消毒する食器は「破損しにくいもの・扱いやすいもの」を選ぶことをお勧めします。
- 湯やキッチンハイターに強い。
- 割れにくい
- 扱いやすい形状etc.
お気に入りは、なるべく避けよう。
「使い捨ての食器」なら消毒の手間が省ける
消毒の手間を省きたいなら、紙皿など「使い捨てできる食器を使う」のも一案です。
【使い捨てのメリット】
- 洗ったり消毒したりする手間がない。
- ウィルスごと処分できる。
手間が省けるし、ウィルスの感染リスクも減らせます。
ウィルスをばらまかない「紙皿の処分方法」
紙皿は、袋に入れて処分。
ウィルスをばらまかないように、「口をしっかり縛ってから」ゴミ箱へ入れます。
ゴミ回収業者の方に配慮して、袋が破けないよう、厳重に包みましょう。
まとめ
食器の消毒には、キッチンハイターやお湯を使った方法が有効。
【キッチンハイターで消毒する方法】
- 5リットルの水に、ハイターを50ミリリットル入れる。
- ハイター水に食器を浸し、10分おく。
【湯で消毒する方法】
- 80℃以上のお湯に浸す。
※80℃なら10分を目安に。
【注意点】
- 消毒の際には、割れにくい食器や、湯やキッチンハイターに強い食器を使う。
- キッチンハイターは刺激が強い洗剤。吸い込んだり、肌や衣類に付けないこと。
- お湯を使う時は火傷しないよう留意する。
最後に
食器の消毒方法をご紹介しました。
この2つの方法は、新型コロナウィルスだけでなく、ノロウィルスにも効果があります。
「ご自身や家族がウィルスに感染したときや、その疑いがあるとき。」
家庭内感染を防ぐ対策として、お役立てください。
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