ハイター消毒液の材料
ハイター消毒液を作るときに用意するものは、次の3つです。
用意するもの
- キッチンハイター(または衣料用ハイター)
- 水
- 500mlの容器(ペットボトルなど)
「次亜塩素酸ナトリウム」を含む塩素系漂白剤を使う
ハイターには、いくつか種類があります。
希釈して消毒に使えるのは、
次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤です。
花王の製品では、「キッチンハイター」や衣料用の「ハイター」があります。
●キッチンハイター 塩素系漂白剤
●ハイター(衣料用) 塩素系漂白剤
※ちなみに「ワイドハイター」は酸素系漂白剤です。
次亜塩素酸ナトリウムを含んでいないので、今回紹介する消毒液は作れません。
ハイター消毒液の作り方
ハイター消毒液は、使用する場所や目的に合わせて濃度を変えて作ります。
ここでは、購入から3カ月以内のキッチンハイターを使い、水500mlで0.05%・0.1%の希釈液を作る場合をご紹介します。
- ドアノブやテーブルなど、手がよく触れる場所:【0.05%】
- 嘔吐物や便などで汚れた場所:【0.1%】
@ドアノブなどに使う【0.05%】の作り方
水500mlに、キッチンハイター約5mlを加えて混ぜます。
ペットボトルを使う場合は、キャップ1杯分(約5ml)を計量の目安にすると簡単です。
0.05%の希釈液は、ドアノブやテーブルなど、人がよく触れる場所の消毒に使うことができます。
使用後は、水拭きをします。
A嘔吐物や便で汚れた場所に使う【0.1%】の作り方
水500mlに、キッチンハイター約10mlを加えて混ぜます。
ペットボトルのキャップを目安にする場合は、約2杯分です。
0.1%の希釈液は、ノロウイルスなどの嘔吐物や便で汚れた場所を処理するときに使われる濃度です。
■トイレの消毒についてはこちら
ここで紹介している分量は、購入から3カ月以内のキッチンハイターを使う場合の目安です。購入してから時間が経ったハイターは、必要な量が異なります。詳しくは
希釈早見表をご確認ください。
購入から時間が経ったハイターは希釈量が変わる
キッチンハイターに含まれる次亜塩素酸ナトリウムは、保管している間にも少しずつ分解され、濃度が低下していきます。
そのため、時間が経ったハイターで同じ濃度の希釈液を作る場合は、ハイターの量を増やす必要があります。
購入から3カ月以上経過している場合は、こちらの希釈早見表を参考にしてください。
■キッチンハイターの希釈早見表
また、購入時期が分からない場合や、直射日光のあたる場所・高温になる場所で保管していた場合は、「購入から3年以内」の希釈量が目安になります。
購入から3年以上経過したハイターは、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が大きく低下している場合があるため、花王では使用をおすすめしていません。
■古いハイターの捨て方はこちら
ハイター消毒液の容器について
少量作るなら500mlのペットボトルが使える
ハイター消毒液を少量作るときは、500mlのペットボトルとそのキャップを使うと便利です。
500mlペットボトルのキャップは、1杯が約5mlなので、ハイターを量る目安にすると便利ですよ。
ただし、ペットボトルに入れると飲み物と間違えるおそれがあるため注意してください。
作った希釈液には「ハイター消毒液」などと分かるように表示し、子どもの手の届かない場所に置き、作ったらその都度使い切るようにしましょう。
スプレー容器には入れない
花王では、ハイターの希釈液をスプレー容器に入れて使わないよう案内しています。
スプレーすると霧状の液を吸い込み、せき込んだり呼吸器に異常をきたしたりするおそれがあるほか、思わぬ方向に液が飛び、目に入る危険もあるためです。
花王Q&A:ハイターの希釈液をスプレー容器に入れて使ってもいいの?
私は以前、スプレー容器に入れて使ったことがあります。
そのとき、風で霧が飛んだのか顔にかかってしまい、焦ったことがありました。すぐに水で洗い流しましたが、顔だっただけに「大丈夫かな?」とあとから心配になったのを覚えています。
スプレーにすると便利そうですが、こうした経験もあったので、ハイターの希釈液はスプレー容器に入れずに使う方が安心だと思います。
ハイター消毒液は保存できる?
ハイターを水で薄めた希釈液は、作り置きせず、その都度必要な量を作って使います。
花王によると、希釈した液は次亜塩素酸ナトリウムが分解されやすく、効果が持続しないため、保存しないよう案内されています。
せっかく消毒しても、効果が十分でなければ手間が無駄になります。作り置きはせず、使うときに必要な量だけ作るのがおすすめです。
ハイター消毒液を使うときの注意点
ハイター消毒液を使うときは、次の点に注意してください。
【注意事項】 - ゴム手袋などを着用する
- 酸性タイプの製品と混ぜない
- 十分に換気する
- 手指や人体の消毒には使わない
- 使用後は水拭き、または水で十分に洗い流す
- 衣類や布製品は色落ち・変色に注意する
- 金属製品などは腐食や変色に注意する
特に気をつけたい点を、もう少し詳しく見ていきます。
手指の消毒には使えない
ハイターやキッチンハイターは非常にアルカリ性が強く、薄めた液でも皮膚を傷めるおそれがあります。
手指や人体の消毒には使わないでください。
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花王Q&A:ハイター・キッチンハイターを消毒に使う場合の注意点>
使用後は水拭きする
ハイターの希釈液を使ったあとは、水拭きするか、水で十分に洗い流します。
特に金属製品は、液が残ったままになると腐食やサビの原因になることがあります。
ドアノブやテーブルなどを消毒したあとは、ハイターの成分が残らないよう、しっかり水拭きしておきましょう。
酸性タイプの製品とは絶対に混ぜない
塩素系漂白剤と酸性タイプの製品が混ざると、有害な塩素ガスが発生するおそれがあります。
酸性の洗剤だけでなく、食酢やアルコールなどとも混ぜないようにしてください。
使用するときは十分に換気し、製品表示の「まぜるな危険」などの注意事項を必ず確認しましょう。
ハイター消毒液は「次亜塩素酸水」とは別物
「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」は名前が似ていますが、別のものです。
ハイターやキッチンハイターは、
次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした塩素系漂白剤です。
一方の次亜塩素酸水とは、成分や液性が異なります。
ハイターを水で薄めても、次亜塩素酸水にはなりません。
洪水・浸水など災害時の消毒にも使える
実は、ハイターなどの塩素系漂白剤は、洪水や大雨で家屋が浸水したときの消毒にも使われています。
浸水した家屋では、まず泥や汚れを取り除き、十分に清掃・乾燥させることが大切です。そのうえで、必要に応じて次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒する方法が、厚生労働省や自治体などから案内されています。
濃度や使用場所については、災害時には自治体などが案内する最新の方法を確認して使用してくださいね。