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新型コロナウィルスの影響で、手の消毒が当たり前になりました。2020/02/23(更新:2020/10/7)
ドラッグストアや薬局の陳列棚に、ずらりと並ぶ4つのエタノール。
「エタノールってこんなにあるの?」
色々あると迷ってしまいますよね。
(参考:健栄製薬鰍フサイト)
これらエタノールは、みな同じ「エチルアルコール」と呼ばれるアルコールの一種。
濃度の違いで「3種類に分類」されています。
中でも消毒効果があるのは、濃度が約80%の「消毒用エタノール」。
消毒用に希釈されているので、そのまま手指などの消毒に使えます。
濃度が100%に近い「無水エタノールやエタノール」は、消毒の効果なし。刺激が強いので、原液を手につけるのはNG。
ただし希釈すれば、消毒液として使えます。
もし、消毒が目的で買うのであれば、「消毒用エタノール」、「消毒用エタノールIP」を選ぶといいでしょう。
<使い方やIPについてはこちら>
●●消毒用エタノールの使い方・IPとの違いは何?
消毒用エタノール(IP)は主に、病院や公共機関などで利用されている商品です。
<お勧めな理由>
ちなみに、3種のエタノールの中で、安いのは「消毒用エタノールやIP」です。
↑こちらは近所のドラッグストアでの価格。
調査した店では、「無水エタノール」と「消毒用エタノールやIP」の差は、なんと500〜600円でした!
価格の面からいっても、「消毒用エタノールやIP」はおススメです。
※価格について。
店舗によって違うため、参考程度になさってください。
もし消毒用エタノールが品薄の場合、「無水」や「エタノール」で手作りすることもできます!
この2つは、「洗浄力が高く、すぐ蒸発する」性質。主に水拭きができない電子機器の洗浄に使われる商品です。
そのまま使っても消毒効果はないし、刺激が強いので手につけてはいけない。
しかし、薄めると「消毒用エタノール」に大変身!消毒液として手指に使うことができます!
掃除など幅広く使えて便利なので、あえて「無水」や「エタノール」を選ぶというのもアリかなと思います。
<関連記事>
●消毒液の作り方「無水エタノール編」
それから、エタノールとよく似た「メタノール」というのがあります。
「燃料用アルコール」という名称で売られていて、主にアルコールランプの燃料に使われている製品。
これを、エタノールと勘違いして買ってしまう方がいるそうです。
エタノールの横に陳列されているし、「アルコール」と書いてあるし、確かに間違えやすいかもしれませんね。
しかし、メタノールは、有毒です!
【危険有毒情報】
失明や呼吸困難などの恐れがあり、人体に使うと大変危険。
間違えて買わないよう、お気を付けください。
危険なのはメタノールだけじゃない。
消毒液になる「エタノール」も、取り扱いには注意が必要です。
【主な注意事項】
引火しやすいので火のもとで使わないこと。刺激が強いので、目や口などの粘膜につけないこと。
誤飲するとアルコール中毒の恐れがあるので、お子様の手の届かない場所に置いたり、保管場所に留意することetc.
他にも注意すべき点はあります。パッケージの「取り扱いの注意」をよく読み作業してください。
●消毒用として使うなら「消毒用エタノールやIP」が安くておすすめ。
●消毒用エタノールやIPが品薄なら、「無水エタノール」や「エタノール」で手作りしよう。
●「燃料用アルコール」は人体に有毒。間違えて買わないようにしよう。
エタノールの違いについてご紹介しました。
一時品薄でしたが、最近は復活しています。商品選びに迷うときは、ぜひ参考になさってくださいね。
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