カッパの洗い方を詳しく解説!洗濯すると水をはじく”撥水力”が回復するって本当?
臭いや汚れのついたカッパやレインコート、洗濯したいけど、そもそも洗っていいの?
そんな風に悩んだこと、ありませんか?
水でざぶざぶ洗うと、雨をはじかなくなりそう。
”撥水や防水効果”が、落ちる気がして、躊躇してしまいますよね。
確かに、洗うと少しずつ効果は落ちていきます。しかし、汚れを放置していると、水をはじく力はもっと落ちる。
つまり、洗った方が「水をはじく力」は回復するようです。
私は登山用のレインウェア(モンベルの製品)を持っていますが、その公式ページには、このようなことが書いてあります。
「洗濯することで、撥水性能が回復。防水透湿性能を持続させることができる。そして、寿命を延ばすことができる。」
もし今、「臭いや汚れを取りたいけど迷っている」そんな方がいらしたら、ぜひ洗ってみることをおススメします。
当記事では、カッパの洗い方について、手洗いする方法と洗濯機で洗う方法の2パターンご紹介します。
【内容】
- 手洗いの仕方(スクールレインウェア)
- 洗濯機での洗い方(登山用・ゴアテックス)
- 洗濯頻度や保管方法について
サクッと読みたい方は、目次からどうぞ。
カッパの洗濯表示を確認
洗う前に、ちょっと確認。
洗ってもいいかどうか、洗濯表示をチェックしましょう。
洗濯機OK
【洗濯機OK】
このマークがあれば、洗濯機OKです。
もし、マークに×印がある場合は洗えません。
(洗濯表示は2016年に改新。洗濯機のような四角い形から、現在は桶の形になりました)
手洗いOK
【手洗いならOK】
手洗いのマークは、桶に手の絵や、「手洗イ」という文字が合わせてあります。洗濯機は不可だか、手洗いなら可という意味になります。
マークにバツ印がある場合は、手洗いはできません。
カッパを手洗いする方法・スクールレインウェア(学校用雨合羽)など
それではさっそく、洗っていきましょう。まずは、手洗いの方法から解説します。
学校カッパ。洗濯表示(旧マーク)はこのようになっています。
↓
【洗濯表示の各意味】
@手洗い洗濯(水温30度以下)◎
A塩素系漂白剤×
Bアイロン×
Cドライクリーニング×
D脱水×
E陰干し◎
洗濯表示にそった”手洗いの仕方は”こちらです。
カッパ・手洗いの仕方
洗剤について
専用洗剤、もしくはおしゃれ着用の中性洗剤で洗います。ここではアクロンを使用。
洗剤液の作り方
洗面台もしくは浴槽に、水(30度以下のぬるま湯)をためます。洗剤を入れて混ぜ合わせます。
※水より、ぬるま湯の方がGOOD。若干汚れ落ちが良いように感じます。
洗う前の準備
カッパのファスナーを閉め、収納式フードは取り出しておきます。
洗い方
押し洗い、ゆすり洗いします。
(汚れがひどい箇所には、直接洗剤を塗布。スポンジや歯ブラシなどでやさしく擦り落とします)
すすぎ方
念入りにすすぎます。
(洗剤がのこると、撥水効果が低下するので、綺麗に落としておきます。)
脱水の仕方
タオルで挟むように拭き、水けをとります。
乾かし方
あとは、ハンガーにかけ、日陰で乾かせばOK!
手洗い終了です。
※数回に1度、撥水(防水)処理をしましょう。
カッパを洗濯機で洗う方法・ゴアテックスなど登山用レインウェア
次は、洗濯機での洗い方を解説します。
登山用のカッパ・ゴアテックス。洗濯表示(旧マーク)はこのようになっています。
【洗濯表示の各意味】
@洗濯機(水温40度以下・弱流運転)◎
A塩素系漂白剤×
Bアイロン(あて布&低温)◎
Cドライクリーニング(石油系の溶剤使用)◎
D陰干し◎
洗濯機での洗い方はこちらです。
【洗い方】
洗剤について
手洗い同様、専用洗剤もしくはおしゃれ着用の洗剤を使います。
予備洗い
汚れがひどい箇所には、直接洗剤を塗布し、スポンジなどで軽く洗っておきます。
入れる前の準備
カッパのファスナーを閉めます。
収納式フードは取り出し、広げておきます。
洗濯機での洗い方
洗濯ネットに入れ、弱流運転で洗います。
濯ぎ方
通常の2倍くらいの長さで、念入りにすすぎます。
(洗剤がのこると、撥水効果を低下させる原因に)
脱水の仕方
タオルで挟みこみ、水けをとります。
(脱水機にはかけないこと)
乾燥の仕方
ハンガーにかけ、日陰で乾かします。
もし乾燥機の使用がOKなら、乾燥機にかけるとGOOD。熱を加えることで「撥水効果が回復」します。ドライヤーでも効果があるそうです。
アイロンのかけ方
洗濯表示に従い、あて布をして、低温でかけます。アイロンの熱を加えると、撥水性能が回復します。
※ロゴやファスナー部分には、アイロンをあてないように注意してください。
-終了--
※数回に一度、撥水(防水)処理をすることをおススメします。
カッパの撥水効果をさらに回復させる方法
上の項目で触れましたが、乾燥機やアイロンなど熱を加えると、撥水性能をさらに回復させることができます。
また、使ううちに水をはじく撥水力や、水を通さない防水力が薄くなっていきます。
そんな時は、撥水(防水)スプレーをかけたりなど処理を施しましょう。
処理をする前には、洗濯して汚れを取ること、すすぎは十分にしておくとがポイントです。
【登山用レインウェア:ゴアテックスをお持ちの方へ】
モンベル公式ページに、おススメの商品と処理方法が載っていました。気になる方は、「モンベル カスタマーサービス レインウェアのお手入れ方法」を検索して読んでみてくださいね。
カッパの洗濯頻度はどのくらい?
どのくらい使ったら洗濯すればいいの?って気になりますよね。
洗濯の頻度は、”使うたびに”が理想なのだそう。
毎回洗うとなると、生地へのダメージが気になるけれど、使用後そのまま保存することの方が、ダメージが大きいのだとか。
雨天使用時には、大気中のさまざまな汚れが付着し汚れている。
適切にこまめに洗濯することが、カッパの寿命を延ばすために大切なようです。
毎回洗うのが手間なときは
、、、とはいえ、毎回洗うのはちょっと手間に感じますよね。
そんな時は、簡易お手入れをするといいですよ。
【簡易お手入れの方法】
使った後、濡れタオルで汚れをふきとり、ハンガーにかけて陰干し。
これだけでOK!
毎回洗わなくてもよい。そのかわり、汚れを拭き取り、しっかり乾燥させましょう。
簡易お手入れをすれば、ニオイやカビの予防になります。
カッパの保管の仕方
スクールカッパは、2000円くらいのお値段。最長でも6年着れたら十分OKの感覚です。
しかし、登山用のゴアテックスは、高いモノは数万円。できれば買い替えずに、長持ちさせたいですよね。
長持ちさせる方法は?
長持ちさせる”保管方法”を調べてみると、モンベル公式ページにこんな風に書かれてありました。
ハンガーにかけて保管。風通し良くすること。
ザックに入れっぱなしは、NGでした(汗)
使用後は、しっかり乾かすこと。
そして、小さな袋にしまうのではなく、通気性の良い場所(日陰)に保管すること。これがBESTのようです。
こうしておけば、生地を傷めず、しわもつかない。いつでもパリッっと、気持ちよく着れますね。
まとめ
●カッパは、汚れたままにしていると撥水効果が落ちます。使うたびに洗うか、水拭きをしましょう。
●家で洗う場合は、アクロンなどの中性洗剤(おしゃれ着用)を使い、優しく洗濯。そして念入りにすすぎ、タオルで脱水後、乾燥させます。
●熱を加えると撥水効果が回復します。乾燥機やアイロンの使用がOKなら、使いましょう。
●乾燥機の代わりに、ドライヤーをあてるのも効果があります。
●長持ちさせるためには、ハンガー干しで風通しよくしておくことがポイントです。
最後に
今回この記事を書くきっかけになったのは、子供のカッパ放置事件があったから。
使ったカッパ、袋の中に入れっぱなしになり雑巾臭が漂っていました(汗)
数日干してもニオイが取れず、洗うことにした!という訳です。
実際に洗ってみると、あっという間に終了。意外と簡単でした。
やさしいレモン色♪
結構汚れていたようで、見違えるほど明るくなり、驚きました。
ふんわり、石けんのいい香り。
これなら、肌にふれても気持ちいいでしょう^^
登山用カッパ、子供用カッパ、自転車やバイク用のカッパ、etc.
臭いや汚れが気になっている方は、ぜひ洗ってみてくださいね。
あなたやご家族の雨ガッパも、すっきりキレイになりますように^^
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