カッパの洗い方を詳しく解説!洗濯すると撥水力が回復するって本当?

カッパの洗い方を詳しく解説!洗濯すると撥水力が回復するって本当?

カッパの洗い方を詳しく解説!洗濯すると水をはじく”撥水力”が回復するって本当?

2019/7/1(更新:2023/7/5)


臭いや汚れのついたカッパやレインコート、洗濯したいけど、水で洗っていいの?


そんな風に悩んだこと、ありませんか?




ざぶざぶ洗うと、雨をはじかなくなりそう。
撥水や防水効果”が、落ちる気がして、躊躇してしまいますよね。



確かに、洗うと効果は低下します。
でもずっと洗わないよりも、洗った方がいい。水をはじく力は回復するそうです。



<あるTV番組での情報>

  • 洗うと少しずつ「水をはじく力」は落ちていく。
  • しかし、汚れを放置していれば効果はもっと落ちる。



<登山用レインウエア(モンベル)の公式ページ>

  • 洗濯することで、撥水性能が回復。
  • 防水透湿性能を持続させることができる。
  • そして、寿命を延ばすことができる。



もし今、「臭いや汚れを取りたいけど迷っている」そんな方がいらしたら、ぜひ洗ってみることをおススメします。


当記事では、手洗いと洗濯機洗いの2パターンご紹介します。


【内容】

  • 手洗い(スクール用)
  • 洗濯機洗い(登山用)
  • 洗濯頻度や保管について



サクッと読みたい方は、目次からどうぞ。



カッパの洗濯表示を確認

まず最初に、洗濯表示をチェックします。


手洗いOKのマークはこちら


手洗いのマークは、桶に手の絵や、「手洗イ」という文字が合わせてあります。洗濯機は不可だか、手洗いなら可という意味。


マークにバツ印がある場合は、手洗いはできません。


洗濯機OKのマークはこちら


このマークがあれば、洗濯機で洗えます。


もし、マークに×印がある場合は洗濯機では洗えません。


(洗濯表示は2016年に改新。四角い形(旧)から、桶の形(新)に)


カッパを手洗いする方法・スクールレインウェア(学校用雨合羽)など

それではさっそく、洗っていきましょう。


手洗いの方法から解説します。


学校カッパの洗濯表示

スクールカッパの洗濯表示


【洗濯表示の各意味】
@手洗い洗濯(水温30度以下)
A塩素系漂白剤×
Bアイロン×
Cドライクリーニング×
D脱水×
E陰干し


洗濯表示にそった”手洗いの仕方は”こちらです。


カッパ・手洗いの仕方

洗剤について

専用洗剤、もしくはおしゃれ着用の中性洗剤で洗います。ここではアクロンを使用。



洗剤液の作り方

洗面台もしくは浴槽に、水(30度以下のぬるま湯)をためます。洗剤を入れて混ぜ合わせます。


※水より、ぬるま湯の方がGOOD。若干汚れ落ちが良いです。



洗う前の準備

カッパのファスナーを閉め、収納式フードは取り出しておきます。



洗い方

押し洗い、ゆすり洗いします。


(汚れがひどい箇所には、直接洗剤を塗布。スポンジや歯ブラシなどでやさしく擦り落とす)



すすぎ方

念入りにすすぎます。


(洗剤がのこると、撥水効果が低下。綺麗に落とそう。)



脱水の仕方

タオルで挟むように拭き、水けをとります。



乾かし方

あとは、ハンガーにかけ、日陰で乾かせばOK!


手洗い終了です。


※数回に1度、防水処理をしよう。
おススメ商品については、後方で紹介してます



カッパを洗濯機で洗う方法・ゴアテックスなど登山用レインウェア

次は、洗濯機での洗い方を解説します。


登山用のカッパの洗濯表示

【洗濯表示の各意味】
@洗濯機(水温40度以下・弱流運転)
A塩素系漂白剤×
Bアイロン(あて布&低温)
Cドライクリーニング(石油系の溶剤使用)
D陰干し


洗濯機での洗い方はこちらです。


【洗い方】
アクロン

洗剤について

手洗い同様、専用洗剤もしくはおしゃれ着用の洗剤を使います。



予備洗い

汚れがひどい箇所には、直接洗剤を塗布し、スポンジなどで軽く洗っておきます。



入れる前の準備

カッパのファスナーを閉めます。
収納式フードは取り出し、広げておきます。



洗濯機での洗い方

洗濯ネットに入れ、弱流運転で洗います。



濯ぎ方

通常の2倍くらいの長さで、念入りにすすぎます。


(洗剤がのこると、防水効果を低下させる原因に)



脱水の仕方

タオルで挟みこみ、水けをとります。


(脱水機にはかけないこと)



乾燥の仕方

ハンガーにかけ、日陰で乾かします。


もし乾燥機の使用がOKなら、乾燥機にかけるとGOOD。熱を加えることで「撥水効果が回復」します。ドライヤーでも効果があるそうです。


アイロンのかけ方

この素材はアイロンOK。
洗濯表示に従い、あて布をして、低温でかけます。アイロンの熱を加えると、撥水性能が回復します。


※ロゴやファスナー部分には、アイロンをあてないように注意。


-終了--


※数回に一度は、防水処理をしよう。



カッパに使える防水スプレー

使ったり洗ったりするうちに、水をはじく力や、通さない力は薄くなっていきますよね。


そんなとき、防水スプレーを使えば手軽に回復させることが可能です。


口コミをみながら、気になる商品をピックアップしてみました。

口コミで人気なのはこの2つ

@アメダス


防水スプレー アメダス


この商品、買ってみました。
カッパはもちろん、子供の通学靴にスプレーして使っています。皮製品にも使えるので重宝しています。


Aコロニル


防水スプレー コロニル



どちらも、皮の靴やカバン、登山用ゴアテックスも使用可能。1本常備していると便利です。



カッパの洗濯頻度はどのくらい?


どのくらい使ったら洗濯すればいいの?って気になりませんか。


理想は、”使うたびに”なのだとか。


何度も洗うのは生地を傷めそうですが、
汚れが付いたまま放置する方がダメージが大きい。
適切に洗濯することで、カッパの寿命は結果的に伸びるそうです。


とはいえ、使用頻度が高い場合に毎回洗うのは結構大変!


そんなときは、汚れを拭き取るなど、簡易お手入れをすれば良いと思います。


簡易お手入れの方法


使った後、濡れタオルで汚れをふきとり、ハンガーにかけて陰干し。

これだけでよし。


汚れを拭き取り、しっかり乾燥させると、ニオイやカビを予防できる。



カッパの保管の仕方

スクールカッパは、2000〜5000円くらいのお値段。3年着れたらよし。最長でも6年着れたら十分の感覚です。


しかし、登山用のゴアテックスは、高いモノは数万円。できれば買い替えずに、長持ちさせたいと思ってしまいます。



長持ちさせる方法は?

長持ちさせる”保管方法”を調べてみると、モンベル公式ページにこんな風に書かれてありました。

ハンガーにかけて保管。風通し良くすること。


袋にぎゅっとつめた状態


ザックに入れっぱなしは、NGでした(汗)




(乾燥中の写真)


使用後は、しっかり乾かすこと。


そして、小さな袋にしまうのではなく、通気性の良い場所(日陰)に保管すること。これがBESTのようです。


こうしておけば、生地を傷めず、しわもつかない。いつでもパリッっと、気持ちよく着れますね。


まとめ

●カッパは、汚れたまま厳禁。使うたびに洗うか、汚れを拭き取る。


●家で洗う場合は、中性洗剤(おしゃれ着用)を使う。


●熱を加えると撥水効果が回復。乾燥機やアイロンがOKなら使ってみよう。


●乾燥機の代わりに、ドライヤーをあてるのも効果があり。


●ときどき撥水(防水)処理をしよう。


●長持ちさせるためには、風通しが大事。



最後に

今回この記事を書くきっかけになったのは、子供のカッパ放置事件があったから。



使ったカッパ、袋の中に入れっぱなしになり雑巾臭が漂っていました(汗)


数日干してもニオイが取れず、洗うことにした!という訳です。


実際に洗ってみると、あっという間に終了。意外と簡単でした。



綺麗になったカッパ


レモン色♪


結構汚れていたようで、見違えるほど明るくなり、驚きました。



ふんわり、石けんのいい香り。
これなら、肌にふれても気持ちいいでしょう^^



・登山用
・子供用
・自転車やバイク用etc.


臭いや汚れが気になっている方は、ぜひ洗ってみてくださいね。



<おススメ記事>
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