服についた油絵の具を取る方法!石鹸や食器用洗剤での落とし方【写真で詳しく解説】
学校の服に油絵の具がついてしまった!
どうやって落とせばいいんだろう?
なるべく買い替えたくないし・・・。
そんな困ったを解決します。
子供が持ち帰ってきた体操袋。夜出してびっくり!体操服に、油絵の具がついていた!
気付くのが遅れると、ついつい弱気になってしまいますよね。
でも、大丈夫です!あきらめるのは早いですよ。
油絵の具は乾燥しにくい性質。乾いていなければ、1日経過しても落とすことは可能です。
しかも、家にある洗剤で、簡単に綺麗にすることができます。
この記事では、服についた油絵具の落とし方を、写真を使って丁寧に解説します。
水彩絵の具も同様に落とすことができます。ぜひ参考になさってくださいね。
尚、この記事を書くにあたり、いくつか実験をしました。
家にある洗剤のどれが一番いいか?
上手に染みを抜く方法は?
時間経過に伴う落ち具合はどんなか?
独自に調べた内容から、私が一番いいと思う方法を伝授します。
サクッと読みたい方は、目次から飛んでください。
服についた油絵の具・1番おススメの洗剤
服(家庭で洗えるもの)についた油絵具は、家にある洗剤で落とすことができます。
中でも固形石鹸や食器用の中性洗剤が力を発揮します。
体操服など白い服なら、固形石鹸のウタマロ石鹸が一番おススメです。
※ウタマロ石鹸は、蛍光増白剤を含んでいるため、白さを復活させる効果があります。
ただし、パワーがあるため、色を剥げさせる恐れも。白物にご使用ください。
油絵の具を落とす方法
それではさっそく、油絵の具を落とす方法を解説します。ここでは、ウタマロ石けんを使用します。
【石鹸で落とす方法】
油絵の具のついた部分を、水で濡らす。
石鹸をつけて、つまみ洗いする。
「水で流しては、また石けんをつけて洗う」を繰り返す。
取れない場合は、歯ブラシでブラッシングするとgood。
繊維に入り込んだ油絵の具をかき出すことができる。
何度か繰り返すうちに、少しずつ綺麗になる。
服にべったりついたら?
もしもべったりついてしまったら、染み抜きで余分な油絵の具を落としてから、石けんで洗うようにしましょう。
汚れも広がらず、また排水溝になるべく流さないことで環境保全に繋がります。
余分な油絵の具を染み抜きする方法
油絵の具を染み抜きする手順は、こちらです。
【作業手順】
- 油絵の具のついた服の下に、不要な布を敷く
- 絵の具に薄め液をなじませる。
- 上からポンポンとたたき、余分な絵の具を下の布に移す。
写真を使って、詳しく解説します。
【油絵の具を染み抜きする方法】
不要な布を下に敷く。
その上に、汚れのついた服を裏向きにおく。
水に食器用の中性洗剤を入れ、薄め液を作る。
綿棒を5本ほど輪ゴムで束ねる。
もしくは、布を棒状に巻き真ん中で折って綿棒のように使ってもok。
薄め液をかけ、上からポンポンとたたく。
場所を変えながら、少しずつ落とすことで、顔料のついた面もこんなに綺麗に。
↓↓↓
あとは、中性洗剤入りの水でもみ洗い。それでも落ちない場合は、石鹸を使う。
「水で流しては、石鹸をつけてもむ」
繰り返すことで、次第に薄くなっていきます。
***
油絵の具・染み抜きする際に工夫したこと
油絵の具を染み抜きする際に、2点工夫したことがあります。
@服の表側から押さない。絵具のついていない裏側から押す!
油絵の具は、生地に染み込むというより、上に乗る感じでつきます。そのため、絵具のついている方から押すと、本来汚れていない服の裏側にも顔料が浸透することに。結果、汚れの範囲を広げてしまいます。
汚れのついていない服の裏側から押せば、絵具を広げることなく、スムーズに下の布に移すことができます。
油絵の具の染み抜きをする際は、裏側から押すのがコツ。
A溶き油のかわりに食器用中性洗剤を使った
染み抜きに使う薄め液には、筆を洗う溶き油(テレピンなど)が多く紹介されています。
※筆を洗う溶き油とは、油絵の具を薄める液のこと。水彩画でいえば、水のような役割です。
しかしながら、専用の液なんて家にない方も多いのではないでしょうか。お子様の場合、学校においていることが大半ですよね。
しかも、布が吸収するため、結構な量を消費。なんだかもったいない気もしました。
そこで代用したのが食器用の中性洗剤。絵具を溶かすことはできませんが、乾いていない状態なら、シミを抜くことができます。
これなら家にあるし、コストもかからない。惜しみなく使えるところがいいなぁと感じました。
溶き油と使い比べてみても、同等の効果を得ました。
(※個人の感想です)
筆洗い用の溶き油がなくても大丈夫。絵具が乾いていなければ、中性洗剤で代用できます。
実験レポート
さて、今回、この記事を書くにあたり、他にも色々と実験を行いました。
- 洗剤の使い比べ
- 時間経過の落ち具合
洗剤の使い比べについて
洗剤の使い比べをしました。
油絵の具をぬった3時間後に、つまみ洗いを1分行った結果です。
一番汚れを落とせたのは、ウタマロ石鹸でした。ウタマロは頑固汚れに効く専用の石けん。白さ回復効果も作用し綺麗になったと分析します。
食器用の中性洗剤で落ちなかった汚れも、ウタマロなら落とすことができました。
(※ウタマロ石けんは白物にご使用ください。)
ウタマロの次に洗浄力が高かったのは、食器用の中性洗剤。
ほぼ落とすことができました。
洗濯洗剤については、うっすら残りますが、目立たなくすることができました。
ボディソープはあまり汚れが落ちませんでした。
そして、塩素系漂白剤は、油絵の具の汚れを全く落とすことができませんでした。
※個人の実験結果にもとづく感想です。洗剤の種類により、効果は変わるかもしれません。
時間について
絵具がついてどのくらいまでなら落とせるか?実験もしてみました。
(実験した場所:日中はお風呂場、夜は玄関。)
3時間後、6時間後、24時間後に洗ってみたところ、ウタマロ石けんと食器用中性洗剤は、1日経過した汚れもほぼ落とすことができました。
ただし、もし風があたり、陽当たりのよい場所であれば、その分乾くのも早いと推測します。
条件によっては落ちないこともあるかもしれません。
油絵の具がついたら、なるべく早く落とすようにしましょう。
まとめ
【もし絵具がついてしまったら】
固形石鹸か食器用中性洗剤で速やかに洗うこと。
白物ならウタマロ石けんがおススメです。色落ちもよく、白さを復活させる効果があります。
早めに対処すれば、完全に落とすことができます。
【べったりと付いたときは】
染み抜きをして、余分な油絵具を落としてから洗いましょう。
・汚れた範囲を広げずに済む。
・排水溝に塗料を流さずにすむ。
油絵の具は、乾きにくい性質です。
1日経過しても落とせる可能性は高い。あきらめず取り組んでみてください。
すぐに洗えない場合は、袋などにいれておくといいかも?乾くのを遅らせるので落ちやすくなるかもしれませんね。
最後に
今回、この記事を書いたのは、私自身が大慌てしたからです。先人の知恵のおかげで、子供の体操服についた汚れ、無事に取ることができました。
ありがとうございました。
この記事も、どなたかのお役にたつと嬉しいです。
あなたの悩みも、綺麗に消えますように^^
長文になりました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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