ボタン電池の捨て方!知らないと危険「破裂や発火を防ぐ」処分の方法
使用済みの電池、どのように廃棄していますか?
ボタン電池や乾電池、「袋やカゴにまとめておいて、ためてから捨てる」なんて方も多いのではないでしょうか。
しかし方法を間違えると、火災の可能性があり危険です。安全に暮らすためには、正しい廃棄法を知っておくことが大切ですよ。
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この記事では、「電池は重なると火災が起こる!?知っておきたい危険を回避する方法」についてご紹介します。
サクッと読みたい方は、目次から気になる項目に飛んでください。
ボタン電池やコイン電池が特に危険な理由
電池の中でも、ボタン電池やコイン電池などは特に注意が必要です。
まずはその理由から説明しますね。
危険な理由
危険な理由は、電気が流れることに関係があります。
電池にはプラス極とマイナス極があり、導線などでつなぎ「電気回路」を作ることで電気が流れる仕組みです。
そして注意すべきは、「電極同士が接触するだけでも電気回路は成立する」ということです。
もし接触してしまえば電圧が一気に流れて過充電に。
その結果、「破裂や発火が起きてしまう」という訳です。
ボタン電池やコイン電池は電極面が広く重なりやすい形態。
たった2〜3個でも電通するため、特に注意が必要になります。
2018年に起きた電池火災
2018年にホームセンターで起きた火災。これもボタン電池が原因と言われています。
【当時の状況】
店舗の防犯カメラには、カウンター内の棚から出火する様子が写っていた。火がでた棚には廃棄予定の使用済みボタン電池が複数、ポリ袋に入れて保管してあった。建物はほぼ全焼した。
引火すれば大惨事に。
使用済みボタン電池の正しい取り扱い方
それでは、使用済みボタン電池の正しい取り扱い方について解説します。
電気が流れないようにする
事故を防ぐには、電気が流れないようにすること。そのためには絶縁テープを使います。
絶縁テープとは、電気・配線関係に使われる電気を通さないテープのことです。
電池の絶縁の場合、セロハンやガムテーム、ビニールテープも代用できます。
ボタン電池・絶縁テープの貼り方
貼り方は簡単です。
プラス極とマイナス極を包み込むように覆ってしまえばOK。
絶縁完了!
使用済みボタン電池の捨て方
テープで絶縁したボタン電池は、市町村の指示に従い廃棄しましょう。
廃棄法については、お住いの市町村から発行されている「ごみの出し方(捨て方)マニュアル」やHPなどで確認できます。
参考までに私の地域では、「電池は資源ごみ」として扱います。
↓↓↓
【出し方】
- 絶縁テープを貼る。
- 専用コンテナに入れる。
ボタン電池は、協力店の回収BOXへ入れる方法もあり。
ボタン電池回収協力店の検索はこちら★
単三電池など棒状の電池も同じようにするの?
ところでひとつ疑問が生じますよね。ボタン電池は危険だと分かったが、単三電池などの乾電池はどうなのか?
乾電池の危険性は?
プラス極とマイナス極が接触し電気が流れる可能性は低いです。しかし危険性はゼロではありません。
偶然、電気回路ができてしまうことも十分考えられるのです。
本数が多い場合などは、リスクも増える。万が一に備え絶縁テープを貼っておくと安心ですね。
乾電池に絶縁テープを貼る方法
【絶縁テープを貼る方法】
電極部分を覆うように貼ればOK!
電池は電気を通すものと一緒におかない
また、電気を通すものと電池を一緒に置くのもNG行為です。これらは導線の役割をし、電気回路を作ってしまいます。
ハサミ、ネジ、鉄くぎ、小銭、ピン止め、アクセサリーetc.
電池と混ぜにしないように気を付けましょう。
引き出しの中、鉛筆立ての中など、あなたのお家は大丈夫ですか?
電池は貯めずに、こまめに廃棄することをおススメします。
まとめ
ボタン電池の取り扱いには注意が必要。
間違った保管や処分方法をすると破裂や火事の恐れがあり危険。
【正しい扱い方】
- 絶縁テープで覆い、電極が流れないようにする。
- テープはセロハンやビニール、ガムテープでOK。
- 市町村の指示に従い廃棄する。
最後に
私は二十数年の間、気にせずに暮らしていました。
「もしも火災が起きていたら・・・。」考えるだけでぞっとします。
知らないでは済まされないこと。
命を守るためにも、気を付けなければと心から思いました。
防災は、一人一人の意識が大切です。
自分や家族、まわりとも連携して。みなで安全に暮らしてゆけるといいですね。
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